協働誘発型組織と自主自考人材が持続可能な成果を紡ぎ出す(株)リンクスビジネスラボラトリー
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代表山田主規コンサルタントコラム

こんにちは。リンクスビジネスラボラトリー代表の山田です。

 

さて、前回に引き続き、「経営理念」の効果的浸透法について、お話させて頂きたいと思います。

 

前回は、経営理念が浸透しない主要な要因として

1.リーダーの言動不一致によるメンバーの抵抗

2.理念(価値)の押し付けによるメンバーの抵抗

3.理念の意義・意味が腑に落ちないためのメンバーの抵抗

 

の3つをご説明させて頂きました。

(詳しくはこちらの記事をご覧下さい)

 

 

また、要因を無視して、即ち、抵抗ブレーキを解除せずに、

 

・会議や朝礼での理念唱和の強化

・常日頃の理念の大切さの講話

・経営計画書や社内報、社内の至る所への理念の掲載

 

と言ったような「更にアクセルをふかす」対応は、効果が出にくいばかりか、

メンバーの更なる抵抗を強化する場合があることをお話させて頂きました。

※決して、単純にアクセルが悪いと言うわけではなく、ブレーキが掛かったままで、

 アクセルだけを強化することのリスクを示したものです。

 

今回は、経営理念浸透ブレーキの一つである、

 

「リーダーの言動不一致」の解除法

 

についてご説明したいと思います。

 

 

本題に入る前に、先ずは、身近なことで、

「言っていること」と「やっていること」が違ってしまう場合を考えてみましょう。

 

 

 

皆様、どんな時にそうなったり、どんな場面に遭遇したことがありますか?

 

例えば、

「怒っていない」と言っているのに、「顔と声は怒っている」

 

例えば
 「毎日ブログを書く」と宣言したけれど、「実際は10日に1回がやっと」

 

例えば
 「夜はお酒を二合まで」と決めたけれ「ついつい飲み過ぎてしまう」

 

 

等々、日常の中で、身の回りに結構あるのではないでしょうか?

過去にもギャンブルに会社の資金をつぎ込こんだ疑いで(特別背任容疑で)

マスコミを賑わした創業者の孫にあたる人物も、

社長就任当初は、ある経済雑誌のインタビューで

 

「末端に至るまで、本当の意味でモラルの高い会社にしていかなければならない」

 

と話していたのだそうです。

 

仕事ぶりも「謙虚で仕事熱心」との評判が高かったのだそうです。

 

では、この時、その人の中で、何が起こっているのでしょうか?

私達の身近な日常にしろ、先述の不祥事にしろ、

 

そこで起こっていること

それは、

「理性で考えた理想(像)」と「感情によるこれまでの自分の自動反応」がケンカして、

前者が後者にさらわれてしったできごとである

 

と言えます。

 

通常、経営理念も「希望と志」をキーワードに創造されていきます。

 

今、充分にできていないかも知れないけれど、

会社の存在目的として一番大切にしたい、「大切なもの」のわけであり、

 

経営者も「人間である」ということを踏まえれば

 

「言動不一致」

 

は、ごくごく自然な現象であるとも言えるのです。

 

ただ、会社というコミュニティにおいて、「経営者」は最大の影響力者であり

経営理念の一番の体現者でもあり、その権利と責任を取りきらねばなりません。

 

では、

 

「理性で考えた理想(像)」と「感情によるこれまでの自分の自動反応」

のケンカをどのようにして対応していけば良いのでしょうか?

 

次回は、その方法について実際にクライアント企業の経営者の皆様に実践いただいて、

効果が立証されている方法をご紹介致します。