市場が安定し、成長している環境では、ピラミッド型リーダーが力を発揮していました。
そして、市場が成熟し競争が激しくなると、上意下達型の組織運営は限界を迎えはじめました。この状況を打破するために、メンバーの主体性を引き出すコーチ型リーダーやサーバント型リーダーの必要性が高まってきました。
これらのリーダーによる組織運営は一定の効果を発揮し、成果を上げて参りました。
しかし、経営環境の不確実性が更に加速している昨今、デメリットがメリットを上回る状況が増加し、組織の機能不全/やらされ・指示待ち状況が顕著になって参りました。
このような状況下では、一人のリーダーが中心となり、組織を運営するだけでは立ち行かなくなりつつあります。そこで、リーダーもチームというシステムの一部となりオープンなコミュニケーションの中でシステム全体に働き掛け、システムの協働力を高め、パフォーマンスを最善の状態へと導くファシリテーター型リーダーの必要性が高まって参りました。